アマチャ
Hydrangea serrata Seringe var.thunbergii Makino.アジサイ科。
アマチャはアジサイ科のヤマアジサイの変種です。
アジサイの原種で海岸に生えるガクアジサイと似ていますが、アマチャは葉の質が薄く光沢がない点でガクアジサイとは異なります。葉・葉柄・茎が赤紫色を帯びるというのも特徴です。
かつて、アジアイ科は雄ずいと雌ずいの数が少ないという共通点でユキノシタ科にまとめられていました。しかし、DNA解析の結果、アジサイ科とユキノシタ科には類縁性がないことが分かりました。
d-phyllodulcin が含まれ葉の部分は甘茶として用いられる。
分類[APG] | |
- | 被子植物[angiosperms] |
- | 真正双子葉類[eudicots] |
- | コア真正双子葉類[Core eudicots] |
- | キク類[Asterids] |
目 | ミズキ目[Cornales] |
科 | アジサイ科[Hydrangeaceae] |
属 | アジサイ属[Hydrangea] |
節 | アジサイ節[Hydrangea] |
亜節 | アジサイ亜節[Macrophyllae] |
種 | アジサイ[H.macrophylla] |
雄ずい・雌ずい:雄蕊・雌蕊。雄ずい[Stamen]とは雄しべ、雌ずい[Pistil]とは雌しべのこと。雄ずい[Stamen]は、花粉を入れる袋状の葯[やく,Anther]と葯を支える花糸[かし,Filament]から成ります。一方、雌ずい[Pistil]は受精後、発育して果実となる子房[しぼう,ovary]、花粉を受け取るために特化した器官である柱頭[ちゅうとう,stigma]、柱頭と子房をつなぐ花柱[かちゅう,style]から成ります。