Scutellaria baicalensis.
シソ科[Labiatae]タツナミソウ属 [Scutellaria].
ロシアの極東地方,モンゴル,中国北部,朝鮮半島にかけて分布.
根の周皮を除き陽乾させたものは生薬オウゴン[黄芩;SCUTELLARIAE RADIX,Scutellaria Root]として知られる.
フラボノイド[wogonin,baicalin]を成分として含む.
フラボノイド[flavonoid]というのは植物によって合成される多数のポリフェノール化合物[polyphenol]の一つ.
フラボノイドは,生物の生育に関する必須成分の一つの補酵素A[CoA,Coenzyme+A]であるクマル酸CoA[Coumaroyl CoA]とマロニルCoA[Malonyl+CoA]が重合してできるカルコン[chalcone]から派生する植物二次代謝物の総称.
Vita brevis, ars longa. Omnia vincit Amor.