フモトシダ

Microlepia marginata C.Chr.

コバノイシカグマ科フモトシダ属[Dennstaedtiaceae Microlepia].

福島県以西の本州,四国,九州,および,朝鮮半島,中国大陸などに分布.

かつては,同じコバノイシカグマ科のワラビ属[Pteridium]とされていた.

PPG分類

被子植物においてDNAの塩基配列に基づいた植物分類としてAPG分類[Angiosperm Phylogeny Group]がある.APG分類[Angiosperm Phylogeny Group]は被子植物を対象としているので,いわゆるシダ植物[シダ綱]は分類対象として含まれていない.シダ植物[シダ綱]をDNAの塩基配列に基づいて分類する試みは2014年にシダ系統グループによって開始された.その成果として,2016年末に,シダ植物版APG分類であるPPG I 分類体系[Pteridophyte Phylogeny Group]が公表された.これにより,世界の約11,000種が51科337属に再編されることとなった.

PPG Iにおける分類

シダ綱[シダ類]
- トクサ亜綱
  - トクサ目
- ハナヤスリ亜綱
  - マツバラン目
  - ハナヤスリ目
- リュビンタイ亜綱
  - リュウビンタイ目
- ウラボシ亜綱[薄嚢シダ類]
  - ゼンマイ目
  - コケシノブ目
  - ウラジロ目
  - フサシダ目
  - サンショウモ目
  - ヘゴ目
  - ウラボシ目
    - サッコロマ亜目
    - ホングウシダ亜目
    - イノモトソウ亜目
    - コバノイシカグマ亜目
    - チャセンシダ亜目[真正ウラボシ類II]
    - ウラボシ亜目[真正ウラボシ類I]

Vita brevis, ars longa. Omnia vincit Amor.

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