Lysimachia sikokiana Miq.
サクラソウ科オカトラノオ属[Primulaceae Lysimachia].香りが柑橘類のクネンボに似ていることからヤマクネンボ[山九年母]とも言う.多年生草本.
唐土草と言う名前は中国から渡来したものと考えられたことによる.関東地方南部以西,四国,九州,沖縄,および,台湾に分布.
草丈/樹高 | 30cmから80cm. |
葉 | 葉序[phyllotaxis]は互生[alternate].葉身は長さは5cmから10cm.形状は披針形. |
花 | 花序[inflorescence]は単項花序. |
真正双子葉類>キク群>ツツジ目>サクラソウ科>オカトラノオ属
日本を含むアジアの温帯を中心として世界に160種がある.Lysimachiaと言う属名はアレクサンドロス大王の家臣であったマケドニア王国の将軍リュシマコス[Lysimachos;B.C.360-B.C.281]に由来する.リュシマコスはアレクサンドロス大王の死後のディアドコイ戦争の後に,マケドニア王として即位.リュシマコスは牝牛に襲われた際にLysimachiaで追い払ったと伝わる.
Vita brevis, ars longa. Omnia vincit Amor.