1950年代
- 1952年
- ショックリー(Shockley)による現在のトランジスタの主流である電界効果トタンジスター発明
- 1953年
- 日本でテレビの本放送始まる.
- C.シャノン『計算機とオートマトン』
- 1954年
- IBMのJohn Warner Backusが世界で初めての高級言語「FORTRAN(FORmula TRANslator)」を開発.FORTRANは後に,FORTRAN66,構造化プログラミング技術を取り入れたFORTRAN77,ポインタやモジュールといった機能を取り入れたFORTRAN90となっていく.
- 1956年
- MITのチョムスキーが文脈自由文法を考案.高級言語とコンパイラーの理論的基礎となる.
- 1958年
- IC(Integrated Circuit = 集積回路) の誕生
- ジャック・キルビー(Texas Instruments社)がキルビー特許をまとめる
- ロバート・ノイス(Robert Noyce;Fairchild社)がプレーナー特許をまとめる
※Fairchild社はショックレー研究所の元所員が設立.ロバート・ノイス,ゴードン・ムーア,アンドルー・グローヴの3人は後にインテル(Intel)社を設立. - J.フォン・ノイマン『電子計算機と頭脳』
- MITのJohn McCarthyが人工知能用言語としてLISPを開発.人工知能研究を目的としたコンピューター言語としては後に開発されたPrologとLISPが二強.
- ヨーロッパを中心とした計算機科学者によって米国のFORTRANに対抗し,アルゴリズムを容易に記述するための言語IAL(International Algebraic Language)が開発される.AILは後にALGOL(ALGOrithmic Language)と呼ばれるようになる.ALGOLには構造化と再帰呼び出しの機能が実装された.
- 1959年
- 米国防総省とメーカーによりCODASYL(COnference on DAta SYstems Language)が設立される.国防総省で用いられている複数のメーカーのコンピューターに汎用的な事務用言語の仕様策定が開始される.
Vita brevis, ars longa. Omnia vincit Amor.