第17条
接地工事を施す変圧器の種類 | 当該変圧器の高圧側又は特別高圧側の電路と低圧側の電路との混触により、低圧電路の対地電圧が150Vを超えた場合に、自動的に高圧又は特別高圧の電路を遮断する装置を設ける場合の遮断時間 | 接地抵抗値(Ω) |
下記以外の場合 | $150/I_{g}$ | |
高圧又は35,000V以下の特別高圧の電路と低圧電路を結合するもの | 1秒を超え2秒以下 | $300/I_{g}$ |
1秒以下 | $600/I_{g}$ |
(備考) $I_{g}$ は、当該変圧器の高圧側又は特別高圧側の電路の1線地絡電流(単位:A)
電路の種類 | 計算式 | |
中性点非接地式電路 | 下記以外のもの | \[1+\frac{\frac{V'}{3}L-100}{150}+\frac{\frac{V'}{3}L-1}{2}(=I_{1})\] 第2項及び第3項の値は、それぞれ値が負となる場合は、0とする. |
大地から絶縁しないで使用す る電気ボイラー、電気炉等を 直接接続するもの | \[\sqrt{I^{2}_{1}+\frac{V^{2}}{3R^{2}} \times 10^{6}}\] | |
中性点接地式電路 | ||
中性点リアクトル接地式電路 | \[\sqrt{\left(\frac{\frac{V}{\sqrt{3}}R}{R^{2}+X^{2}}\times 10^{3}\right)^{2}+\left(I_{1}-\frac{\frac{V}{\sqrt{3}}X}{R^{2}+X^{2}}\times 10^{3}\right)}\] |
区分 | 接地線 |
移動して使用する電気機械器具の金 属製外箱等に接地工事を施す場合に おいて、可とう性を必要とする部分 | 3種クロロプレンキャブタイヤケーブル、3種クロロスルホン化ポリエチレ ンキャブタイヤケーブル、3種耐燃性エチレンゴムキャブタイヤケーブル、 4種クロロプレンキャブタイヤケーブル若しくは4種クロロスルホン化ポリ エチレンキャブタイヤケーブルの1心又は多心キャブタイヤケーブルの遮 へいその他の金属体であって、断面積が$8\textrm{mm}^{2}$以上のもの |
上記以外の部分であって、接地工事を施す変圧器が高圧電路又は第108条に規定する特別高圧架空電線路の電路と低圧電路とを結合するものである場合 | 引張強さ$1.04\textrm{kN}$以上の容易に腐食し難い金属線又は直径$2.6\textrm{mm}$以上の軟銅線 |
上記以外の場合 | 引張強さ$2.46\textrm{kN}$以上の容易に腐食し難い金属線又は直径$4\textrm{mm}$以上の軟銅線 |
出典:電気設備の技術基準の解釈.