ジュールとワット

ジュール[joule,J]

1 Nの力がその力の方向に物体を 1m 動かすときの仕事が 1J と定義される.
ジュールSI組立単位であり, [$\rm{kg}\cdot\rm{m}^2\cdot\rm{s}^{−2}$] と表記される.

ジュールは $\rm{T}^{−2}\rm{L}^{2}\rm{M}$ の次元である.なお,1ジュールは,1ボルト[V] の電圧の中で 1クーロン[C] の電荷を動かすのに必要な仕事とも定義される.

ワット[watt,W]

1秒間1J の等しいエネルギーを生じさせる仕事率が ワット と定義する.
ワットSI組立単位であり [$\rm{J/s}$] と表記される.

ワットは,ジュールが $\rm{T}^{−2}\rm{L}^{2}\rm{M}$ の次元であることから,$\rm{T}^{−3}\rm{L}^{2}\rm{M}$ の次元となる.

1時間は 60分 $\times$ 60秒 = 3600秒 となる.そのため, 1kW は 1000W であるから,1kWh は 1000W $\times$ 3600秒 と表すことができ, 360万J つまり 3.6MJ ということになる.


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