年月日 | 内容 |
1788 | J.Wattが蒸気機関の速度制御に遠心調速機を用いる.速度の回復を速やかに行おうとしてフィードバックの効果を強くすると振動が発生するというハンディングへの対応が課題に. |
1866 | J.C.Maxwellがフィードバックに関して安定性の解析を行う. |
1877 | E.J.Routhが線型系の安定判別を行う. |
1895 | A.Hurwitzによる線型系の安定判別の検討. |
1932 | H.Nyquist[1889/02/07-1976/04/04]によって線型系の安定判別の完成. |
1945 | H.W.Bodeがフィードバック増幅器の理論を確立. |
1940年代 | H.Harris,A.C.Hall,L.A.MacColl,N.B.Nicholsらが周波数応答法を中心としてフィードバック制御理論を展開. |
スウェーデン出身の物理学者、情報理論家.1907年に米国に移住.ノースダコタ大学、イェール大学を出て、1917年からAT&T研究所を経て、1934年からベル研究所へ.ベル研究所では抵抗体内の自由電子の不規則な熱振動[ブラウン運動]によって生じる熱雑音[thermal noise;ジョンソン-ナイキスト・ノイズ]をジョン・バートランド・ジョンソン[John Bertrand Johnson;1887/10/02-1970/11/27]とともに発見.
また、フィードバック増幅器の安定性に関する研究を行う.
情報の伝達に必要な帯域に関する研究「Certain factors affecting telegraph speed」はクロード・シャノン[Claude Elwood Shannon;1916/04/30-2001/02/24]の情報理論へと発展.
1927年には、アナログ信号をデジタルサンプリングして再現するのにアナログ信号の周波数の2倍が必要であるというナイキスト・シャノンの標本化定理を発見しました.
制御システムの歴史を参照.
Mathematics is the language with which God has written the universe.