単相3線式
単相3線式
単相3線式とは,単相交流電力を,電圧線2本と中性線[接地側線]1本の3線の電線を用いて供給する低圧配電方式である.
3本の電線のうち真ん中の中性線と上または下の電圧線1本を利用すれば100V,上と下の電圧線2本を利用すれば200Vが利用できる.
単相3線式のメリット
- 電圧降下・電力損失が少ない.平衡負荷の場合には,電圧降下・電力損失共に $\frac{1}{4}$ となる.
- 所要電線量が少ない.
- 200V負荷の利用が可能.
- 配電容量が大きい.
単相3線式のデメリット
- 中性線断線により軽負荷側の電圧が上昇する.そのため,中性線には自動遮断器を入れられない.
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