合同

右合同

$G$ と,その部分群 $H$ を考えます.

ここで,\[Ha=Hb\]であるならば,\[Hab^{-1}=Hbb^{-1}=H\]であるので,\[ab^{-1}\,\,\in\,\,H\]となります.

つまり,\[Ha\,\,=Hb\,\,\Longleftrightarrow\,\,ab^{-1} \in H\]となります.

このとき,$a,b$ は $H$ を法として右合同であるといいます.

右合同の関係を,\[a\equiv_{r}b(mod\,\,H)\]と表します.

左合同

また,\[aH=bH\]のときは,\[a^{-1}aH=a^{-1}bH\]となり,\[a^{-1}aH=H\]であることから,\[aH\,\,=bH\,\,\Longleftrightarrow\,\,a^{-1}b \in H\]となります.

このとき,$a,b$ は $H$ を法として左合同であるといいます.

左合同の関係を,\[a\equiv_{l}b(mod\,\,H)\]と表します.


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商と余り - 合同 - 剰余類(residue class) - RSA系暗号ユニット - 鍵オートマトン