配列の生成

PythonNumPy ライブラリでは配列を,

import numpy as np
m1=np.array([0,1,2,3])
m1
array([0,1,2,3])
m1.shape
(4,)

というように生成することができます.

Python は配列をリストとして扱います.しかし,Python の配列は計算に時間が掛ります.この欠点を補う,数値計算に特化した配列を扱うためのモジュールが NumPy です.

この NumPy の中で最も重要なクラスとされるのが np.ndarray です.

np.ndarray は $N$次元配列(N-dimensional Array)を扱います.np.ndarray は,1次元の場合はベクトルを,2次元の場合は行列を,3次元以上の場合はテンソルを生成します.

Python で$N$次元配列を扱う際は多重リストが用いられます.多重リストは様々なものを入れることの出来るコンテナとなっているので計算に時間が掛ります.

多重リストnp.ndarray
・動的に変更可能
・リスト内部で要素の型が異なってもOK
・各次元の要素数が異なってもOK
・要素が C や Fortran と同じくメモリの連続領域上に保存される.そのため,動的な変更ができない
・要素の型は全て同じであることが原則
・各次元毎の要素数は同じである必要


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