1980年代 1981年日本電信電話公社が光ファイバを使った世界初の伝送システムを導入. Microsoftが「MS-DOS Ver 1.0」を発売. 1983年全米科学財団(National Science Foundation;NSF)がNFSNETの接続を開始. Appleから「Macintosh」発売. VisiPlot ,VisiTrendの開発で知られるミッチ・ケイパー(Mitchell David Kapor)によってLotus 1-2-3が開発される.Lotus 1-2-3はMicrosoft Multiplan をも駆逐しPC/AT互換機には無くてはならない表計算ソフトの地位を確固たるものとしていく. 1984年米AT&T社が分割される. Cisco Systems社が創業される. Cisco Systemsはスタンフォード大学でコンピュータ科学を専攻したレオナルド・ボサックと統計学を専攻したサンドラ・レルナーによって自宅で設立された.1986年3月には最初のルーターが発売され,IGRPというルーティングプロトコルの開発を強みとして,ARPAネット経由で広まっていった.しかし,1988年に大企業向けにターゲットを定めたあたりから資金繰りが悪化.セコイア・キャピタルのドナルド・バレンタインに支援を要請するに至る.株式の過半数を握ったセコイア社はバレンタイン会長=モーグリッジ社長体制を布く.1990年にNASDAQ上場を果たすと,モーグリッジは創業者のボサックを追放.もう一人のレルナーもCiscoを去ることとなった. IBMから「PC/AT(The Personal Computer for Advanced Technologies 5170)」が発売される. PC/ATはオープンアーキテクチャーを採用し,内部仕様の多くが公開されたために,Compaq,DellといったメーカーがPC/AT互換機を世に送り出していくことになる. 1985年日本電信電話公社が民営化される. 「Windows 1.0」登場. ORDBMSの実現をめざし,INGRESの後継のPOSTGRESの開発開始. 1986年SUNがPCからUNIXのアプリケーションにアクセス出来るPC-NFSを開発.これによりクライアント・サーバー時代の幕が開ける. 1987年NTTが携帯電話サービスを開始する. パソコン通信「NIFTY-Serve」始まる. SUNがRISCプロセッサーSPARCを発表する. 1988年NTTが世界初の商用ISDNサービス「INSネット64」を開始する. IBM,Apple,モトローラがRISCプロセッサーPowerPC開発プロジェクトを開始する. パロアルト研究所がユビキタスコンピューティングの概念を提唱する. RAID技術 が登場する. 1989年米国でダイヤルアップ式のインターネット接続サービスが開始される.
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