2010年に策定されたモバイル通信規格のバージョンである．このバージョンにおいては，LTEの機能拡張や，HSPA+の進化が行われた．
具体的には，LTEにおいては，周波数帯の拡張や，複数のキャリアアグリゲーション技術の導入が行われた．また，HSPA+においては，伝送方式の改善や，MIMO技術の導入が行われた．
さらに，Release 9では，M2M（Machine to Machine）通信をサポートするための仕様が策定された．これにより，IoT（Internet of Things）の普及や，スマートグリッドなどの分野における利用が可能となった．
