L2接続とは,データリンク層(Layer 2)での通信接続のことである.L2接続は,MACアドレス(Media Access Control Address)を使って機器同士を識別し,フレームと呼ばれる単位で通信を行う.
L2接続は,LANやWAN,インターネットなどのネットワークで広く利用されており,一般的にはイーサネットや無線LANのような技術が使用される.例えば,イーサネットでは,各機器に一意なMACアドレスが割り当てられ,そのMACアドレスを用いて機器同士が通信を行う.
L2接続は,通信品質やセキュリティの観点から重要な役割を果たしている.通信品質については,L2接続においては,フレームが転送される際に誤りが発生しないように,CRC(Cyclic Redundancy Check)などの誤り検出技術が利用される.また,セキュリティについては,MACアドレスのスプーフィング(MACアドレスの偽装)による不正アクセスが行われないよう,L2接続においてはMACアドレスの認証やポートセキュリティなどの技術が利用される.