eBPF[Extended Berkeley Packet Filter]
Linux 4.xより導入された.eBPFにより,カーネルのソースコードを変更したり,モジュールを追加したりすることなく,ユーザ空間で作成したプログラムをカーネルで実行することができる.これにより,セキュリティ,ネットワーク,オブザーバビリティなどの機能に関し,カーネルをプログラマブルに機能拡張する.
SDN[Software Defined Networking]の新方法を調査していたAlexei Starovoitovにより2013年に提案された[*].
なお,eBPFは旧来のBPF[Berkeley Packet Filter]はパケットフィルタの技術を拡張したもの.このことから,eBPFとの対比でcBPF[classic BPF]といわれる.